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注目の脆弱性:PIDGIN の脆弱性
脅威リサーチこれらの脆弱性は、Yves Younan によって発見されました。 Pidgin は汎用のチャット クライアントで、世界中の数百万のシステムで使用されています。Pidgin チャット クライアントを使用することで、複数のチャット ネットワークで同時に通信することが可能になります。今回 Talos…
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注目の脆弱性:UTF コード「parse_string ESnet iPerf3 JSON」の実行における脆弱性
脅威リサーチこの脆弱性は、シニア リサーチ エンジニアの Dave McDaniel によって発見されました。 概要 iPerf は、TCPおよびUDP接続を作成してシステム間のネットワーク帯域幅を測定するために通常クライアント/サーバ構成で導入されるネットワークのテスト アプリケーションです。各接続において、iPerf は最大帯域幅、損失、他のパフォーマンス関連のメトリックを報告します。これは一般的に、ネットワークの最適化の影響の評価や測定、およびネットワーク パフォーマンスに関連するベースライン メトリックを得るために行われるものです。 Esnet および Lawrence Berkeley 国立研究所が開発した iPerf3 はオリジナルの
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事前通知で、安全なデジタル社会を目指す仲間を増やす
脅威リサーチ執筆者:Tazz Talos は引き続き、JBoss エクスプロイトを使用した攻撃が進行中であるのを確認しています。調査活動を通じて、侵害されたホストをさらに 600 程度特定しました。パッチの適用されていない JBoss 環境は攻撃者の侵害を受けており、これらのサイトには WebShell が含まれています。こうした事態に対応して、Talos は、ホスト侵害の被害者が適切な修復策をとれるよう、被害者への通知を行っています。本ブログ記事では、通知プロセスの概要を示すとともに、実際の現場でよく見られる WebShell 500 個のリストなど、各自が自身の JBoss 環境を精査するのに使用できる指標を提示します。
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TALOS、7-Zip に複数の脆弱性を発見
脅威リサーチ7-Zip の脆弱性は Marcin Noga が発見しました。 この記事は、Marcin Noga、Jaeson Schultz が執筆しました。 2016 年 5 月 12 日更新:本ブログで取り上げた 7-Zip 問題に関連するアドバイザリは以下のブログで確認できます。 http://www.talosintel.com/reports/TALOS-2016-0093/…
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Microsoft Patch Tuesday – 2016 年 5 月
脅威リサーチ投稿者:Holger Unterbrink Microsoft 社は 2016 年 5 月度の Patch Tuesday を発表しました。これは、製品内に潜むセキュリティの脆弱性に対応するための月次セキュリティ報告です。今月のリリースには、33 の脆弱性に対応する 16 の報告が含まれています。8 つの報告が緊急と評価され、Edge、Internet Explorer、Office、Graphic Components、VBScript、Windows Shell の脆弱性に対応しています。その他の報告は重要と評価され、Internet Explorer、Office、Windows
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Oracle OIT Image Export SDK libvs_pdf XRef Index にコード実行の脆弱性
脅威リサーチこの記事は、Aleksandar Nikolic、Jaeson Schultz が執筆しました。 Talos は最近、Oracle Outside In Technology の Image Export SDK に脆弱性があることを発見しました。これが悪用されると、攻撃者がヒープをオーバーフローさせて、任意のコードを実行できる可能性があります。この脆弱性は、Image Export SDK の PDF(Portable Document Format)ファイルの解析処理の部分に存在します。
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JBoss バックドアが深刻な脅威として拡散中
脅威リサーチ最近の SamSam による大規模なランサムウェア キャンペーンによって、ランサムウェアの配布における脅威の状況が一変しました。サーバの脆弱性を標的とするランサムウェアの拡散によって、すでに流行しつつある脅威は新たな次元へ突入しています。最近のカスタマー エンゲージメントをもとにシスコの IR サービス チームから提供された情報をふまえ、私たちは JBoss が侵入経路の起点として用いられている点に注目して調査を始めました。まず、インターネット上の脆弱な端末を探すことから始めたところ、リスクのある端末が約 320 万台もみつかりました。 さらに私たちは、すでに侵害され、ランサムウェアのペイロードに対して潜在的な待機状態となっている端末についても調査を行いました。結果、1,600 個近い IP アドレスにわたって、2,100 を超えるバックドアがインストールされていることが確認されたのです。ここ数日の間に、Talos は、学校、政府、航空会社など、影響を受ける関係各所への通知を行っています。 これらのシステムの中には、Follett 社の「Destiny」というソフトウェアがインストールされているものが複数ありました。
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緊急ニュース Adobe Flash に新たなゼロデイ脆弱性が見つかる
脅威リサーチ残念ながら、現在の脅威の状況では、Adobe Flash Player は依然としてシステム侵害の格好の攻撃媒介です。ここ数年、Talos は、攻撃者がゼロデイ脆弱性を悪用してシステムに侵入し侵害した事例を複数確認してきました。また、Talos は CVE-2016-1019(Adobe Flash のゼロデイ脆弱性)の報告が現在環境で侵害を受けており、Windows 10 もしくはそれ以前のバージョンを実行するシステムに影響を与えていることも認識しています。 4 月 5 日に公開された Adobe Flash Player セキュリティ アドバイザリによると、Flash…
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注目の脆弱性:LHASA における整数アンダーフローの脆弱性
脅威リサーチ本脆弱性は Cisco Talos のMarcin Nogaが発見しました。 Talos は、Lhasa LZH/LHA 圧縮解除ツールおよびライブラリにおける脆弱性TALOS-2016-0095/CVE-2016-2347 を発見したことを発表します。この脆弱性は整数がアンダーフロー状態になることが原因で起こります。Lhasa はヘッダー値が大き過ぎないことは確認しますが、ヘッダーの長さが小さ過ぎるかどうかはチェックしません。圧縮解除する LHA または LZH ファイルに整数型の最小値よりも小さいヘッダー…
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IE の脆弱性に対する Cisco 製品での対応方法について
セキュリティ米マイクロソフトのウェブ閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(以降、IE)」のバージョン 6 から最新版までに修正プログラムが提供されていない脆弱性(CVE-2014-1776)の問題に関して、米マイクロソフトならびに独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) が回避策の実施を呼びかけています。 日本時間の 5 月 2 日未明には、米マイクロソフトより当該脆弱性に対するセキュリティ更新プログラムがリリースされておりますが、これまでにあった「パッチや更新プログラムがリリースされるまでの緊急の一次対策として、 何かいい方法はないか?」というお問合せへの対応から、当社のセキュリティ製品で対応できる事をまとめました。更新プログラムが提供されるまでの期間および、更新プログラムを各端末に適用するまでの期間、このような脆弱性に対応する、もしくは IE の通信をブロックするなどの措置が可能です。 Cisco IPS Cisco IPS のシグニチャで IE の脆弱性に対応したものがリリースされています。
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