まだコロナの不安もぬぐわれず、世界情勢が懸念される中で春を謳うのは申し訳なくも思うのですが、桜も美しく咲き誇りましたところで、僕の近況を報告させていただきます。
過去の実績と昨年 11 月の国際クラス別パラ卓球選手権大会の結果により日本代表選考の対象となり、その選考会の結果からナショナルチーム(以下 NT)候補選手として令和 4 年度の日本代表に選出されました。
2020 東京パラも終わり、NT の強化体制も大きく変化、これまでパラとは別の団体として強化には敢えて関わってこなかった日本卓球協会が、なんとオリンピック・パラリンピック双方の選手の強化を統括して行ってくれるということになりました。
これは今までとは桁違いに厳しくなる、障害者だからといった甘えが許されない環境を意味すると個人的に考えますし、ある意味危機感も覚えますが、でも正直、それ以上に喜びや楽しみが大いに勝っている、個人的な念願が叶ったというのが僕の心境です。
オリンピック・パラリンピックの選手を同じ組織が同時に強化していくというのは、おそらくこれまで国内には無かったと思います。
その新しい試みに日本卓球界がチャレンジする、動き出す。
数ある競技の中で卓球がその一歩を最初に踏み出すということが、選手としてだけでなく個人的にもものすごくうれしく思います。
スポーツの世界にも「共生社会」や「D&I」の流れが確実に芽吹いてきているのだなと思いますし、この卓球界の動きが社会に与えるインパクトがどれくらいのものになるのか、それも楽しみです。
ですが、僕はあくまでも一選手としてしっかりと活動し、目標に向かって確実に前進していこうと思います。
今年のワールドツアーは未だコロナの影響で大会数が少ないのと同時に、各国からのエントリー数にも制限が設けられているため思うように出場できないことが予想されています。
ですが、準備はしっかりと行っていく。
10 月には中国でアジアパラが開催されますし、11 月にはスペインで世界選手権も開催されます。
そしてその向こうにある 2024 年のパリ、さらに 2028 年のロスが控えています。
新しい日本のパラ卓球を世界で輝かせるためにも、新しい六角形(?)ラケットと共に、まずは僕がしっかりと活動していこうと思います。
これからも応援よろしくお願いします!
2 コメント
パリ日本人学校に勤務しています。
岐阜県出身のシニアです。
以前岐阜県で講演をしてくださったと聞きました。
パリ日本人学校は、今度(5/5~5/8)行われるパラ卓球世界大会が行われるベロドームの近くにある学校です。
日本人の子供たちが通っています。
応援しています。
頑張ってください。
また、パラ卓球世界大会に参加される皆さんを応援しています。
酒井さん、はじめまして。
大変励みになるコメントをありがとうございます!
以前大垣で講演をさせていただきましたが、それもパリ日本人学校さんに由来するご縁です。
僕も知人から会場のすぐそばがパリ日本人学校さんだとのことを伺い、それは尚の事頑張らなきゃとトレーニングに熱が入りすぎているところです(笑)
僕たちの活躍が生徒さんたちをはじめみなさんの励みになるよう精一杯プレーしますので、どうぞ応援よろしくお願いします!
そして、もし会場にお越しいただけるなら、様々なパラ卓球選手の活躍を楽しんでいただければと思います。
ありがとうございます!